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午後3時のドルは143円台を上下、米指標発表後の変動警戒

ロイター / 2024年9月5日 15時52分

 9月5日 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の143円前半で取引されている。写真は1ドル紙幣で、2021年11月撮影(2024年 ロイター/Murad Sezer)

Shinji Kitamura

[東京 5日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の143円前半で取引されている。前日海外で下落したドルを買い戻す動きも見られたが、米国で注目度の高い経済指標の発表が連日続く中、その勢いは限られた。

前日海外で2円下落したドルは、朝方につけた1週間半ぶり安値の143円前半から後半へ一時切り返した。実需の買いに加えて、6日の雇用統計にかけて相次ぐ米指標の発表を前に、ドルを売り込んでいた短期筋が買い戻しへ転じたという。

市場では「今後の米指標でドルがまだ変動する公算が高いとみて、(売り仕掛けを)手じまいして次の動きに備えているようだ」(外銀関係者)との声が聞かれた。

午後になってそうした買いが一巡すると、ドルは再び上値の重い展開となり、午後3時過ぎには1カ月ぶりの143円割れが目前に迫る水準まで売られた。日本を含むアジア株がさえない展開となった上、欧州の主要株価指数先物も小幅安で取引が始まったことで、円は対ドル以外でも底堅く推移している。

米国ではきょう、供給管理協会(ISM)非製造業景況指数やADPリサーチ・インスティテュート全米雇用報告、新規失業保険申請件数などが発表される。米金利先物市場が4割強織り込む9月の0.5%利下げ予想が、どう変化するかが注目点となる。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 143.39/143.44 1.1078/1.1082 158.89/158.91

午前9時現在 143.33/143.34 1.1080/1.1081 158.81/158.83

NY午後5時 143.73/143.75 1.1082/1.1083 159.28/159.32

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