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米新規失業保険申請、5000件減の22.7万件 予想以上に減少

ロイター / 2024年9月5日 23時47分

米労働省が5日発表した8月31日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は、前週比5000件減の22万7000件となった。2021年9月撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)

[ワシントン 5日 ロイター] - 米労働省が5日発表した8月31日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は、前週比5000件減の22万7000件となった。エコノミスト予想(23万件)を超える減少となった。労働市場の悪化懸念を和らげる可能性がある。

パンテオン・マクロエコノミクスの主任エコノミスト、イアン・シェパードソン氏は「失業保険申請件数のデータは失業の緩やかな増加と一致している」と述べた。

申請件数は、自動車工場の一時閉鎖やテキサス州を襲ったハリケーン「ベリル」の影響が薄れたため、7月下旬に付けた11カ月ぶりの高水準から減少。以来、23万件前後で推移している。

季節調整前の申請件数は3352件減の18万9389件だった。マサチューセッツ州で大幅に増加したものの、テキサス州、ニューヨーク州などでの減少がそれを上回った。

このデータは、 米連邦準備理事会(FRB)が4日に公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)の内容と一致している。同報告書は5地区で全体的な雇用者数はわずか、もしくは小幅に増えたと言及があった。

8月24日までの1週間の継続受給件数は2万2000件減の183万8000件。6月中旬以来の低水準となった。

今回のデータは、6日発表される8月の米雇用統計の調査期間とは重なっていない。 

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