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米国株式市場=S&Pとダウ下落、雇用統計に注目

ロイター / 2024年9月6日 6時48分

米国株式市場は不安定な取引の中、S&P総合500種とダウ工業株30種がマイナス圏で引けた。2019年9月撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

Chibuike Oguh

[ニューヨーク 5日 ロイター] - 米国株式市場は不安定な取引の中、S&P総合500種とダウ工業株30種がマイナス圏で引けた。米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の行方を見極めようと、6日に発表される8月の雇用統計が注目されている。

この日は一部の指標が労働市場を巡る懸念緩和につながり、主要3指数はいずれも一時上昇していた。ナスダック総合は小幅高で引けた。

米供給管理協会(ISM)発表の8月非製造業総合指数は51.5と、業況拡大・縮小の境目とされる50を上回った。労働省発表の新規失業保険申請件数は減少した。

S&Pの主要11セクターでは8セクターが下落。ヘルスケアと工業の下げが目立った。一方、一般消費財が上げを主導。電気自動車(EV)メーカー、テスラの上昇が寄与した。

サルマヤ・パートナーズのワシフ・ラティフ社長兼最高投資責任者(CIO)は「FRBがデータを注視すると言っているため、市場は指標に注目しており、リスクオンとリスクオフのジェットコースター相場となっている」と指摘した。

9月は歴史的に米株市場のパフォーマンスがさえない。同月のS&P500の平均騰落率は1928年以降で約1.2%安。同指数は今週これまでで2.5%以上下落している。情報技術セクターは約4.8%安。

ADPリサーチ・インスティテュートが5日発表した8月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は9万9000人増と、3年半ぶりに低い伸びとなった。7月の伸びも下方改定され、労働市場の急激な急減速を示唆している可能性がある。

テスラは5%近く上昇。規制当局の承認を経て、完全自動運転の高度支援ソフトを来年第1・四半期に欧州と中国で導入すると発表した。

通信大手フロンティア・コミュニケーションズは10%の大幅安となった。同業ベライゾンが現金200億ドルで同社を買収すると発表した。ベライゾン株は0.4%下落した。

格安航空会社ジェットブルー航空は7%上昇。第3・四半期の売上高見通しを上方修正した。

米取引所の合算出来高は約106億株。直近20営業日の平均は107億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 40755.75 -219.22 -0.54 41056.33 41084.78 40519.08

前営業日終値 40974.97

ナスダック総合 17127.66 +43.37 +0.25 17063.24 17295.58 17035.07

前営業日終値 17084.30

S&P総合500種 5503.41 -16.66 -0.30 5520.08 5546.30 5480.54

前営業日終値 5520.07

ダウ輸送株20種 15617.50 -303.85 -1.91

ダウ公共株15種 1036.71 -1.51 -0.15

フィラデルフィア半導体 4742.42 -28.43 -0.60

VIX指数 19.90 -1.42 -6.66

S&P一般消費財 1499.33 +20.84 +1.41

S&P素材 572.39 -4.63 -0.80

S&P工業 1073.98 -12.86 -1.18

S&P主要消費財 890.29 -3.62 -0.41

S&P金融 746.66 -7.81 -1.04

S&P不動産 273.31 -1.01 -0.37

S&Pエネルギー 664.42 -5.08 -0.76

S&Pヘルスケア 1797.86 -25.34 -1.39

S&P通信サービス 294.29 +1.51 +0.52

S&P情報技術 4093.19 +1.87 +0.05

S&P公益事業 387.21 -1.06 -0.27

NYSE出来高 8.70億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 37035 + 425 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 37010 + 400 大阪比

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