米中軍高官が数週間以内に対話へ=バーンズ駐中国大使
ロイター / 2024年9月6日 7時27分
9月5日、米国のバーンズ駐中国大使は、米誌フォーリン・ポリシーのインタビューで「米インド太平洋軍のパパロ司令官と中国人民解放軍南部戦区のトップが数週間以内に対話する」と述べた。北京で2023年7月、代表撮影(2024年 ロイター)
David Brunnstrom Michael Martina
[ワシントン 5日 ロイター] - 米国のバーンズ駐中国大使は5日、米誌フォーリン・ポリシーのインタビューで「米インド太平洋軍のパパロ司令官と中国人民解放軍南部戦区のトップが数週間以内に対話する」と述べた。不測の軍事的な衝突を避けるための米中の意思疎通を強化する狙いだ。
先月には訪中したサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が習近平国家主席と会談し、インド太平洋軍と、南シナ海を管轄する人民解放軍南部戦区のトップ同士が近く電話会談を行うことに合意していた。
バーンズ氏は、昨年中国の偵察目的とみられる気球を米軍が撃墜して両国の関係が非常に冷え込んで以来、米政府は軍首脳間でより緊密な話ができる方法を模索してきたと説明。その上でパパロ司令官の対話予定に触れて「気球撃墜の際でさえ、中国は米軍高官との対話を拒絶したが、現在はそれなりの進展がある」と指摘した。
さらにバーンズ氏は、今後オースティン国防長官やブラウン統合参謀本部議長らが参加するより高レベルでの中国側との対話を続けていきたいとの考えも示した。
バーンズ氏は「何らかの偶発事態や誤解が生じた場合、米軍首脳部が緊張を和らげ、衝突が起きた現場の当事者をいったん引き離し、あるいは議論をし、理性的な問題解決の道を確保するためには、中国側との連絡体制が必要だ」と強調した。
この記事に関連するニュース
-
南シナ海でフィリピンの補給任務護衛も、米インド太平洋軍司令官が言及、中国けん制?
Record China / 2024年8月30日 16時0分
-
米中首脳、近く電話会談を計画 訪中の米補佐官が習主席と面会
ロイター / 2024年8月29日 21時13分
-
米補佐官、中国の比船妨害行為に懸念表明 対中戦略対話で 数週間以内の首脳電話会談調整
産経ニュース / 2024年8月29日 8時45分
-
米中首脳電話会談を調整 数週間以内、高官が協議
共同通信 / 2024年8月28日 23時27分
-
米インド太平洋軍司令官、南シナ海でフィリピン船護衛の可能性に言及「合理的な選択肢だ」
産経ニュース / 2024年8月28日 9時29分
ランキング
-
1プーチン「強行上陸」懸念の北方領土で暴挙 色丹島で射撃訓練を通告、日本は挑発行為に抗議 先祖弔う時期に演習突き付け、元島民ら怒りの声
zakzak by夕刊フジ / 2024年9月5日 15時9分
-
2差し押さえ手続き開始へ 韓国慰安婦、日本政府資産
共同通信 / 2024年9月5日 23時36分
-
3プーチン氏、クルスク州奪還は「神聖な義務」反撃方針示す 北方領土占拠も正当化
産経ニュース / 2024年9月5日 18時49分
-
4「冗長で曖昧、意味不明」カマラ・ハリスの初のインタビューを私はこう見る
ニューズウィーク日本版 / 2024年9月5日 21時30分
-
5米大使がリニア試乗=時速500キロ「素晴らしい体験」―山梨
時事通信 / 2024年9月5日 18時13分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください