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NY外為市場=ドル下落、米大統領選の行方を注視

ロイター / 2024年11月6日 7時15分

ニューヨーク外為市場ではドルが下落。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Karen Brettell

[ニューヨーク 5日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが下落。5日投開票の米大統領選の行方が注目されており、今後の短期的なドルの動きを左右する可能性がある。

大統領選は勝敗予想が難しい状況となっている。共和党候補のトランプ前大統領はフロリダ州の投票所で投票を行い、「われわれは大きな勝利を収める」と自信を鮮明にした。

スタンダード・チャータード銀ニューヨークのグローバルG10FXリサーチ兼北米マクロ戦略責任者スティーブ・イングランダー氏は「多少ポジション調整が入る可能性があり、市場参加者は慎重となっているようだ」と指摘。現時点でトランプ氏勝利を見込む向きが多いとしつつも、10月や今月初めの方がトランプ氏の返り咲きを見込んだ「トランプトレード」に勢いがあったという見方を示した。

終盤の取引で、主要6通貨に対するドル指数は0.48%安の103.43。一時10月16日以来の安値となる103.37に沈んだ。

ユーロ/ドルは0.48%高の1.0929ドル。一時、10月11日以来の高値となる1.09368ドルを付けた。

ドル/円は0.44%安の151.46円。一時151.35円と、10月23日以来の安値を付ける場面もあった。

トランプ氏が勝利すれば新関税によって打撃を受けるとの見方から売られていたオフショア人民元とメキシコペソも対ドルで上昇した。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは2.76%高の6万8928ドル。

6─7日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)も注目される。市場では0.25%ポイント利下げが実施されるという見方が優勢。CMEのフェドウオッチによると、米連邦準備理事会(FRB)が12月会合にも追加利下げを実施する確率は78%となっている。

ポンド/ドルは0.46%高の1.3017ドル。イングランド銀行(英中央銀行)は7日の会合で0.25%ポイント利下げを実施すると予想されている。

豪ドル/米ドルは0.74%高の0.6633米ドル。オーストラリア準備銀行(中央銀行)は5日、予想通り政策金利を12年ぶりの高水準となる4.35%に据え置いた。

ドル/円 NY終値 151.60/151.64

始値 152.15

高値 152.34

安値 151.34

ユーロ/ドル NY終値 1.0930/1.0932

始値 1.0899

高値 1.0936

安値 1.0890

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