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カナダ西海岸の港湾閉鎖続く、労使交渉に進展の兆しなく

ロイター / 2024年11月6日 8時53分

 11月5日、カナダ西部ブリティッシュコロンビア州の港湾で労働争議が続いており、国内最大のバンクーバー港の輸出に影響が出ている。4日、ノースバンクーバーの港で撮影(2024年 ロイター/Jennifer Gauthier)

Ed White

[5日 ロイター] - カナダ西部ブリティッシュコロンビア州の港湾で労働争議が続いており、国内最大のバンクーバー港の輸出に影響が出ている。

カナダの国際港湾倉庫労働組合(ILWU)は4日午前、限定的なストライキを開始。一方、使用者団体のブリティッシュコロンビア海運雇用者協会(BCMEA)は同日午後にロックアウトを実施した。

BCMEAによると、部分的なストライキはモントリオール港のコンテナ輸送の40%を妨げており、国内各地の産業界や州政府の間で争議を巡る懸念が広がっている。

炭酸カリウム、石炭、豆類、牛肉、豚肉、林産物などが影響を受けている。また、これらの港湾はアジアや欧州からの部品輸入でも大きな役割を担っている。

港湾の現場監督らは賃金や労働条件の改善を求めているほか、自動化に懸念を示している。

労組幹部は、連邦政府の介入を促して争議を終わらせようと使用者側が「意図的かつ無責任に過剰反応した」と指摘。労組側は交渉を再開する用意があると述べた。

BCMEAは交渉継続に前向きな姿勢を示し、10月30日に提示した最終提案は有効だとしている。

カナダ労働省の報道官はコメントを控えた。

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