24年金需要は1%増で過去最高、今年も不確実性が下支え=WGC
ロイター / 2025年2月5日 17時11分
2月5日、産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は、店頭取引を含む2024年の世界の金需要が投資の増加に伴い、1%増の4974.5トンと過去最高を記録したと発表した。写真は、貸金庫室に積み上げられた金の延べ棒。1月10日、ミュンヘンで撮影(2025年 ロイター/Angelika Warmuth)
Polina Devitt
[ロンドン 5日 ロイター] - 産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は5日、店頭取引を含む2024年の世界の金需要が投資の増加に伴い、1%増の4974.5トンと過去最高を記録したと発表した。各国の中央銀行が第4・四半期に金購入を加速させたという。
金のスポット価格は昨年、投資家のリスクヘッジ需要や米連邦準備理事会(FRB)の利下げを背景に27%上昇し、10年以来の高い伸びを示した。
トランプ米大統領が課した関税に中国も報復する中、安全資産の金に買いが集まり、金価格は最高値を更新している。
金の主要な買い手である中銀の24年の購入量は3年連続で1000トンを超えた。ポーランド中銀が最大の買い手で、90トン買い増した。
WGCの試算に基づくと、24年第4・四半期の中銀による金購入は前年同期比54%増の333トンだった。
24年の金投資需要は25%増の1180トンと4年ぶりの高水準となった。現物を裏付けとする金の上場投資信託(ETF)からの資金流出に4年ぶりに歯止めがかかったことが主な要因。
WGCのシニアマーケットアナリスト、ルイーズ・ストリート氏は、25年は中銀が引き続き金購入を主導する見込みで、金ETF投資家は特に金利が低下する場合に金購入に加わることが予想されると指摘。地政学的、マクロ経済的な不確実性が金需要を支えるとした。
現物需要の最大カテゴリーである宝飾品の消費量は24年に11%減少した。
一方、供給面では鉱山生産量が堅調だった。
WGCは、金の価格高騰により、今年の宝飾品需要は引き続き減少し、リサイクル量はさらに増加すると予想した。
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