今後の利下げは物価次第、米政策の影響予測難しい=ECB副総裁
ロイター / 2025年2月5日 18時38分
欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁(写真)は、インフレ率はECBの目標の2%に近づいているとした上で、金利がどこまで下がるかは、インフレ率が持続可能な形で目標に向かっていることを確認するデータ次第だと指摘した。2023年10月、キプロスのニコシアで撮影(2025年 ロイター/Yiannis Kourtoglou)
[ベルリン 5日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、インフレ率はECBの目標の2%に近づいているとした上で、金利がどこまで下がるかは、インフレ率が持続可能な形で目標に向かっていることを確認するデータ次第だと指摘した。スロバキア紙Hospodarske Novinyが5日掲載したインタビューで述べた。
デギンドス副総裁は、インフレ率が年内に目標に到達すると確信しているとした上で「特に地政学的状況を取り巻く多くの不確実要因を考慮する必要がある」と指摘し「現在の状況下でわれわれの軌道が明確であっても、金利の最終的な水準は誰にも分からない」と述べた。
トランプ米大統領の経済政策がECBのインフレ目標に与える脅威を見積もることは、世界経済の成長見通し及ぼす影響を予想するよりも難しいとの認識を示した。
「関税が需要や成長を抑制する効果とともに、選択的関税が貿易の方向転換や迂回につながる可能性があることから、インフレへの影響を見積もるのはより難しい」と語った。
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