韓国産業省、ディープシーク使用を一時禁止 企業でも規制の動き

韓国産業通商資源省は、職員に中国新興企業ディープシークが開発した生成ＡＩ（人工知能）の利用を一時的に禁止した。（２０２５　ロイター/Florence Lo/Illustration/File Photo）

［ソウル　５日　ロイター］ - 韓国産業通商資源省は、職員に中国新興企業ディープシークが開発した生成ＡＩ（人工知能）の利用を一時的に禁止した。セキュリティー上の懸念が理由という。同省当局者が５日、明らかにした。

当局者によると、韓国政府は４日、各省庁に対し、ディープシークやオープンＡＩのチャットＧＰＴなどのＡＩサービスを業務で使用することについて注意を払うよう呼びかける通知を出した。

国営の韓国水力原子力（韓水原）は、今月、ディープシークを含むＡＩサービスの利用を今月禁止したとしている。

メッセージアプリ「カカオトーク」を運営するカカオの広報担当者は５日、セキュリティー上の懸念から、従業員にディープシークの使用を控えるよう指示したと明らかにした。

韓国の情報プライバシー監視委員会は、利用者の個人情報がどのように管理されているかディープシークに説明を求める予定だ。