ガザ住民の移住検討は時期尚早=カタール
ロイター / 2025年2月6日 3時7分
パレスチナ自治区ガザ停戦交渉の仲介役を務めるカタールは、同地区からのパレスチナ人の再定住を巡る話し合いを行うのは時期尚早と述べた。(2025年 ロイター/REUTERS/Dawoud Abu Alkas)
[ワシントン 5日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザ停戦交渉の仲介役を務めるカタールは5日、同地区からのパレスチナ人の再定住を巡る話し合いを行うのは時期尚早だとの見解を示した。カタールは、イスラエルとパレスチナのイスラム組織ハマスとの停戦合意の第2段階の実現に向け尽力しているとした。
トランプ米大統領は4日、パレスチナ自治区ガザについて、パレスチナ人が別の土地に再定住した後に米国が掌握し、経済発展させるという計画を提案した。
カタール外務省の報道官マジェド・アル・アンサリ氏は、米国によるガザ掌握の提案が停戦交渉にプラスになるかマイナスになるかと問われ「今は具体的な考えについてコメントする時期ではないと思う」と回答。「移住に関してはパレスチナ側に大きなトラウマがあることは承知している。戦争がどのように終わるのか分からないため、このことについて話すのは時期尚早だ」と述べた。
トランプ氏の提案はすでに国際社会から広範囲にわたる批判を招いており、エジプト、ヨルダン、サウジアラビアはいずれも拒否を表明している。
一方で同報道官は、カタールは中東全体の安定に向け、トランプ政権とイランの間を仲介する用意があると述べた。
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