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アストラゼネカのワクチン禁輸、日本への円滑な輸入働きかけ=官房長官

ロイター / 2021年3月5日 11時25分

 3月5日 加藤勝信官房長官は午前の閣議後会見で、イタリア政府が英製薬大手アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンについて、欧州連合(EU)の輸出監視制度に基づきオーストラリアへの輸出を阻止した問題について、欧州域内から日本への輸入は全て承認されていると述べる一方、外交ルートを通じて円滑な輸入に向けて働きかけを行っているところだと説明した。写真は2020年9月撮影(20201年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[東京 5日 ロイター] - 加藤勝信官房長官は5日午前、閣議後の会見で、イタリア政府が英製薬大手アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンについて、欧州連合(EU)の輸出監視制度に基づきオーストラリアへの輸出を阻止した問題について、欧州域内から日本への輸入は全て承認されていると述べる一方、外交ルートを通じて円滑な輸入に向けて働きかけを行っているところだと説明した。

EUが1月に導入したワクチン輸出監視制度に基づいて禁輸措置が取られたのは初めてのこと。供給不足が生じていることが背景。同官房長官は「EU域内からのワクチンの輸出が円滑に行われることが重要だ」として、茂木敏充外相が2月に欧州委員会に対して直接、円滑な輸出を求めたほか、在外公館を通じて働きかけを行っているとした。「日本へのEUからの輸出は全て承認されており、安定的確保に向けて取り組みを行っていく」とした。

また、菅義偉首相があす6日に福島県を訪問することを明らかにした。大熊町、双葉町、浪江町などを訪問する。東日本大震災から10年となるのを前に、福島県の復興状況を視察し、亡くなった人々への哀悼の意を示すとともに、政府の復興への決意を直接人々に伝えると説明した。

けさ開催された新型コロナ諮問委員会で1都3県における緊急事態宣言の2週間の延長について基本的対処方針の変更が了承されたが、同地域における解除の目安について同長官は「病床使用率が安定的に低下しているこを見極めることが必要」との認識を示した。「病床使用率がステージ3という状況にはなっているものの、まだ安定的と言えるほどには至っていない」と指摘した。

(中川泉 )

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