英保守党の支持率20％で過去最低＝イプソス調査

調査会社イプソスが４日発表した世論調査によると、英与党保守党の支持率は２月末時点で２０％となり、同社が英主要政党の定期的な支持率調査を開始した１９７８年以降の４６年間で最低を記録した。写真はスナク首相。３月４日、スウィンドンで撮影（２０２４年　ロイター/Toby Melville）

［ロンドン　４日　ロイター］ - 調査会社イプソスが４日発表した世論調査によると、英与党保守党の支持率は２月末時点で２０％となり、同社が英主要政党の定期的な支持率調査を開始した１９７８年以降の４６年間で最低を記録した。

野党労働党の支持率は４７％だった。調査は２月２１日から２８日にかけて英国の成人１００４人を対象に電話で実施した。

保守党の支持率が次に低かったのは１９９４年の２２％。当時はメージャー首相が率いる同党が３年後の総選挙で労働党に歴史的な惨敗を喫した。

イプソスの政治調査責任者、ギデオン・スキナー氏は「歴史的な比較では、スナク首相と保守党には旗色が悪いと見られる情勢が続いている」と述べた。

スナク氏は今年下半期に総選挙を実施する方針を示しているが、具体的な日程には言及していない。