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米政府、イスラエル軍が攻撃目標特定でAI活用との報道を調査

ロイター / 2024年4月5日 11時24分

 ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は4月4日、CNNとのインタビューで、パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍が攻撃目標を特定するために人工知能(AI)を活用しているとの報道について、調査していると述べた。3月31日、ガザ地区で撮影(2024年 ロイター//Mahmoud Issa)

Kanishka Singh

[ワシントン 4日 ロイター] - ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は4日、CNNとのインタビューで、パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍が攻撃目標を特定するために人工知能(AI)を活用しているとの報道について、調査していると述べた。

カービー氏は、ニュースサイト「+972 Magazine」と「Local Call」に掲載された報道内容について検証していると説明した。この報道は「ラベンダー」と呼ばれるプログラムに関与しているイスラエルの情報当局者の名前を引用。イスラエル軍がAIシステムを活用してガザ地区で過激派と疑われる人々をマークしていると報じている。

一方、イスラエル国防軍(IDF)は4日、過激派と疑われる人物や標的を特定するためにAIが使われている事実はないとの声明を発表した。

「テロリストを特定・推定するAIシステムをIDFは使っていない。情報システムは目標を特定する過程で分析官が使うツールに過ぎない」とした

また、分析官はIDFの命令により独立した調査を実施し、特定された目標が国際法やイスラエルのガイドラインに基づく定義を満たしているかを検証するよう義務付けられていると説明した。

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