英3月建設PMIは50.2、7カ月ぶり50回復
ロイター / 2024年4月5日 18時24分
4月5日、 S&Pグローバルが発表した3月の英建設業購買担当者景気指数(PMI)は50.2と前月の49.7から上昇し、昨年8月以来初めて好不況の分かれ目となる50を上回った。ロンドンの建設現場で2016年3月撮影(2024年 ロイター/Toby Melville)
[ロンドン 5日 ロイター] - S&Pグローバルが5日発表した3月の英建設業購買担当者景気指数(PMI)は50.2と前月の49.7から上昇し、昨年8月以来初めて好不況の分かれ目となる50を上回った。
住宅建設、商業施設建設、土木工事の全てが上昇した。土木工事指数は50を回復した。
S&Pグローバルは英建設セクターが今後も拡大することを示唆しているとの見方を示した。
同社のエコノミクスディレクター、ティム・ムーア氏は「3月の受注高が再び改善し、過去1年弱で最大の伸びを示したことから、建設業の短期的な見通しはますます良好になっている」と述べた。
S&Pは借入コストの低下も追い風となったと指摘した。金融機関は今年後半に約0.75%ポイントの利引下げを見込んでいるとした。
3月は建設業者のコストが3カ月ぶりの低い伸びにとどまった。雇用は3カ月連続で縮小した。
ムーア氏は「利益率への圧力に対する懸念が残り、主要顧客の間でリスク回避の動きが続く中で、3月の建設業界は人材採用が弱かった」と述べた。
サービス業、製造業、建設業を含む全セクターのPMIは52.6と、9カ月ぶりの高水準だった2月の52.7から低下した。
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