世界食料価格、3月は3年ぶり低水準から上昇

４月５日、 国連食糧機関（ＦＡＯ）が発表した３月の世界食料価格指数は平均１１８．３ポイントで、３年ぶり低水準だった２月の１１７．０ポイント（改定値）から上昇した。ハバナの市場で３月撮影（２０２４年　ロイター/Alexandre Meneghini）

[パリ ５日 ロイター] - 国連食糧機関（ＦＡＯ）が５日発表した３月の世界食料価格指数は平均１１８．３ポイントで、３年ぶり低水準だった２月の１１７．０ポイント（改定値）から上昇した。植物油、食肉、乳製品が値上がりした。

同指数は２月まで７カ月連続で低下していた。ロシアによるウクライナ侵攻後の２０２２年３月に記録した過去最高水準から急ピッチで低下している。

３月の同指数は前年同月の水準を７．７％下回った。

３月は植物油価格指数が前月比８％上昇。乳製品価格は２．９％上昇し、６カ月連続の値上がりとなった。食肉価格は１．７％上昇した。

穀物価格は前月比２．６％低下、砂糖価格は５．４％低下した。