欧州経済、今後数カ月で鈍化へ 貿易への脅威も増大=ECB総裁
ロイター / 2024年12月5日 10時13分
12月4日、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁(写真)は、ユーロ圏の経済成長は今後数カ月で鈍化する可能性があり、中期見通しは不透明で下振れリスクが優勢との見方を示した。9月12日、フランクフルトで撮影(2024年 ロイター/Jana Rodenbusch)
[フランクフルト 4日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は4日、ユーロ圏の経済成長は今後数カ月で鈍化する可能性があり、中期見通しは不透明で下振れリスクが優勢との見方を示した。
ユーロ圏経済は過去1年半にわたって停滞が続いており、長らく予想されていた景気回復は実現していない。
ラガルド総裁はブリュッセルで開かれた欧州議会の委員会で「調査に基づくデータは、サービス部門の成長鈍化と製造業の継続的な縮小を背景に、短期的には成長が弱まることを示唆している」と指摘。
また、「地政学的リスクが高まっており、国際貿易への脅威が増大している」とし、貿易障壁が製造業や投資に脅威を与えることになるとの見通しを示した。
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