冬巡業わが物顔の白鵬、「モンゴルチーム」文字入りジャージーで威嚇 関係者「初めて見た」

夕刊フジ / 2017年12月6日 17時6分

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横綱白鵬=4日、長崎・五島列島(夕刊フジ)

 元横綱日馬富士(33)=伊勢ケ浜部屋=による平幕貴ノ岩(27)=貴乃花部屋=の暴行問題で大揺れの相撲界。舞台は冬巡業に移ったが、暴行の現場にいたモンゴル出身の先輩力士、横綱白鵬(32)=宮城野部屋=は“天敵”貴乃花巡業部長(45)が帯同せず、わが物顔。“背中”で宣戦布告するシーンもあるなど初っぱなから不穏な空気が漂っている。

 長崎県大村市で行われた冬巡業初日(3日)のこと。朝稽古を終え風呂から出た白鵬は、鮮やかな青のジャージーを着て支度部屋に戻ってきた。

 その背中にはなんと「MONGOLIAN TEAM(モンゴリアン・チーム)」の文字が。モンゴル代表チームのもののようだが、時期が時期だけに何とも意味深だ。

 白鵬に近い関係者が「あんなのを着ているのは初めて見た」と明かしたように、これまでは着ていなかったという。頭のキレる白鵬だけに、このタイミングでのこの姿は、周囲にどんな風に受け取られるか承知の上だったとみられる。

 日馬富士による暴行問題で、日本相撲協会危機管理委員会の聴取を拒否するなど騒動を大きくしている貴乃花親方の真の狙いは、モンゴル派閥の解体ともいわれる。

 実際、貴乃花親方は、本場所で真剣勝負をする相手にも関わらず、八百長の温床と疑惑の目を向けられかねない部屋の垣根を越えた酒席をともにするモンゴル勢に眉をひそめ、弟子の貴ノ岩には最低限の付き合いにとどめるよう厳命してきた。そんな貴乃花親方に対する、白鵬の宣戦布告とも取れる。

 巡業では、朝稽古終了から取組開始までの約3時間は休憩時間で、ジャージーを着ている力士も何人かいる。長崎県五島市での巡業2日目(4日)は、白鵬はグレー系のスエット姿で、前日の挑発的な出で立ちではなかった。

 白鵬は11月28日、八角理事長(元横綱北勝海)による講話の席上、「貴乃花親方が行くなら、冬巡業には行きたくない」と直談判。これは却下されたが、貴乃花親方は暴行問題の調査への対応と巡業の混乱を防ぐために不参加となり、結果的に白鵬の思惑どおりに事が進んでいる。

 白鵬は直談判について、親しい関係者に「『(貴乃花親方が)巡業に出るんだったら、(マスコミが殺到するなどして)不安』という意味」と説明しているそうだが、もはや貴乃花親方VS白鵬の構図は拭いようがない。

 白鵬は4日、日馬富士が暴行問題の責任を取って引退したことについて「巡業中だし、本人にどういう言葉を掛ければいいか見つからない。難しい」と初めて言及した。

 しかし、九州場所千秋楽に「日馬富士関と貴ノ岩関を再びこの土俵に上げてあげたい」と発言し、観客に万歳三唱を促して相撲協会から厳重注意処分を受けたことについては、いまだに口にしていない。“完全スルー”している格好だ。

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