原油先物、上昇後失速 OPECプラス減産拡大の是非を注視
ロイター / 2020年2月7日 6時39分
[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米国時間の原油先物は当初は上昇していたが、その後は失速し、ほぼ横ばいで取引を終了した。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた協調減産の拡大について、明確な姿勢を示さなかったことが背景。
清算値は北海ブレント先物
関係筋によると、新型ウイルスの感染拡大への対応を4日から協議していたOPECプラスの合同専門委員会(JTC)は、減産規模を暫定的に日量60万バレル拡大することを提案。ただ、協調減産の規模拡大ではなく期間延長を提案していたロシアが「協議のための時間を要請した」とし、現在はロシアの承認を待っていることを明らかにした。
プライス・フューチャーズグループ(シカゴ)のアナリスト、フィル・フリン氏は「ロシアがニュースに影を落としている」とし、「短期的な需要の阻害を回避するには減産は必要だ」と述べた。
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