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新型肺炎の危険性早期に指摘した中国人医師、自身が感染して死亡

ロイター / 2020年2月7日 8時57分

 2月7日、新型コロナウイルスによる肺炎について、早期から感染拡大の危険性を指摘していた中国の医師が、同肺炎にかかり、死亡した。写真は湖北省武漢の仮設病院。5日撮影(2020年 ロイター/China Daily)

[上海/北京 7日 ロイター] - 新型コロナウイルスによる肺炎について、早期から感染拡大の危険性を指摘していた中国の医師が、同肺炎にかかり、7日に死亡した。医師が勤務していた病院が明らかにした。

死亡したのは、湖北省武漢市の病院の医師、李文亮氏(34)。李氏は診察した数名の患者が、重症急性呼吸器症候群(SARS)のような症状を示していたことから、ソーシャルメディアやチャットのメッセージで他の医師に懸念を示していた。

患者のサンプルからSARSのようなウイルスが確認されたことを示すテスト結果の写真も投稿していた。

ただ、武漢市の警察は1月初旬、同氏に対して、チャットで噂を流し、社会の秩序を大きく乱したと指摘。こうした違法行為を続ければ、刑事責任に問われる可能性があると通告したという。

李氏は2月1日に自身もコロナウイルスに感染していることを明らかにしていた。

中国国営テレビによると、湖北省ではコロナウイルスによる死者は69人増え618人となった。新たに感染した人は2447人だった。

世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が峠を越したと判断するのは時期尚早だと指摘した。

ある中国当局者は、症状が改善して退院した人の数が約1300人に達していることから、間もなく最悪期を脱するかもしれないものの、新たに感染が確認される人の数も増えていると指摘した。

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