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訂正:中国の証券会社、2月の利益急増 景気支援策が追い風に

ロイター / 2020年3月6日 18時21分

中国上場の証券会社の2月の業績が好調だ。新型コロナウイルス感染拡大の経済への打撃を和らげるため、中国当局が導入した金融緩和と資金調達ルールの緩和に、証券会社のトレーディング事業と引き受け業務が恩恵を受けた。中国の証券店舗で2月11日撮影。提供写真。(2020年 ロイター)

[上海/北京 6日 ロイター] - 中国上場の証券会社の2月の業績が好調だ。新型コロナウイルス感染拡大の経済への打撃を和らげるため、中国当局が導入した金融緩和と資金調達ルールの緩和に、証券会社のトレーディング事業と引き受け業務が恩恵を受けた。

ロイターの試算によると、大手の中信証券<600030.SS><6030.HK>の2月の純利益は前月比37%増、前年同期比45%増となった。

国泰君安証券<601211.SS><2611.HK>の2月(訂正)の純利益は前月から3倍増、天風証券<601162.SS>は利益が8%近く増加した。

ほかの証券数十社の業績も第1・四半期の好調ぶりを示すもので、観光や娯楽など、新型ウイルス流行の打撃を受けた業界とは対照的だ。

金融緩和を背景に、上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数<.CSI300>は1月の安値から約14%急伸し、証券会社のトレーディング・資産管理業務に追い風となった。

また、企業支援策としての株式および債券の売却ルールの緩和は、証券会社の投資銀行業務にプラスに働いた。

ある証券会社の幹部は、新型コロナウイルスの感染が広がるなか、投資家はすることがなく自宅で株取引や投資信託の注文に明け暮れていたと指摘した。

また、申万宏源証券のマネジングディレクターは、先月私募の株式売り出しの規則が緩和されたことで、引受事業が後押しされた述べた。

一部のアナリストの間では、政府の金融改革推進で今後も証券業界は成長が続き、中国版のゴールドマン・サックスやJPモルガンが誕生するとの見方が広がっている。

*英文の訂正により3段落目の「1月」を「2月」に訂正しました。

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