米貿易赤字、1月は前月比6.7%減 輸入減少で
ロイター / 2020年3月7日 3時29分
[ワシントン 6日 ロイター] - 米商務省が6日公表した1月の米貿易赤字は、前月比6.7%減の453億3800万ドルと、市場予想の461億ドルより少なかった。輸入が減少した。新型コロナウイルスの感染拡大でモノとサービスの流れが滞る中、輸入は今後さらに減るとみられる。
2019年12月の貿易赤字は当初発表の488億8000万ドルから486億1300万ドルへ改定された。
インフレ調整後のモノの貿易赤字は1月に23億4400万ドル減の776億9800万ドルだった。
貿易赤字の縮小は国内総生産(GDP)を押し上げる要因だが、輸入が減ったことは在庫の積み上げペースが落ちたことを示し、赤字縮小の押し上げ要因を相殺する可能性がある。
そのほか、輸入の減少は在庫不足につながり、個人消費と設備投資の打撃となる可能性がある。
新型ウイルスによって中国では商業や生産に混乱が生じている。政府は感染拡大を抑えるために春節(旧正月)の連休を延期。再開した工場はフル稼働しておらず、エコノミストは中国の輸出の重しになると指摘する。
対中貿易赤字は5.1%増の260億6500万ドルだった。輸出が18.7%減、輸入が1.2%減だった。
昨年第4・四半期GDPの貿易の寄与度はプラス1.5%だった。米経済活動の3分の2以上を占める個人消費の寄与度であるプラス1.17%を上回った。第4・四半期GDPは年率で2.1%増と、第3・四半期と同じ伸びを維持した。
1月はモノの輸入が2.0%減の2033億8000万ドル。産業用資材と原料や、その他のモノが減った。
モノの輸出は1.0%減の1363億7400万ドルだった。資本財のほか、産業用資材と原料が減った。一方、自動車・同部品は増えた。
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