ＮＹ証取、上場維持基準を緩和 新型コロナによる株安受け

米インターコンチネンタル取引所傘下のニューヨーク証券取引所（ＮＹＳＥ）は、新型コロナウイルスに伴う株価下落を背景に、６月末まで上場維持基準を緩和する。３月撮影（２０１９年　ロイター/Lucas Jackson）

［ニューヨーク　６日　ロイター］ - 米インターコンチネンタル取引所 傘下のニューヨーク証券取引所（ＮＹＳＥ）は、新型コロナウイルスに伴う株価下落を背景に、６月末まで上場維持基準を緩和する。規制当局への資料で明らかになった。

３日に提出された資料によると、維持が求められている株価水準や平均時価総額に関する要件を一時的に免除する。

Ｓ＆Ｐ総合５００種<.SPX>は２月中旬の過去最高値から２０％以上下落した。

ＮＹ証取によると、現行規則の変更は、極端な市況下において一部上場企業の上場維持を巡る不確実性の減少が目的という。