ユーロ圏総合PMI、4月は過去最低の13.6 封鎖で経済ほぼ停止
ロイター / 2020年5月6日 18時36分
4月のユーロ圏総合PMI改定値は、新型コロナ感染拡大防止のための封鎖措置で経済活動がほぼ停止した影響で過去最低を更新した。写真は5日、仏カンヌでの消毒作業(2020年 ロイター/Eric Gaillard)
[ロンドン 6日 ロイター] - IHSマークイットが発表した4月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための封鎖措置で経済活動がほぼ停止した影響で過去最低を更新した。
4月の総合PMI改定値は13.6。速報値の13.5から若干上方修正されたものの3月の29.7から大幅に低下し1998年の統計開始以来の最低を更新した。
IHSマークイットのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「域内各国の景況感悪化が反映された。生産は、製造業、サービス部門ともに過去に例がないほど大幅な落ち込みを記録した。封鎖措置の影響で4月は一段の悪化が避けられないと予想していたものの、衝撃的な数字となった」と述べた。総合PMIはユーロ圏の第2・四半期の成長率が前期比で7.5%のマイナスとなることを示唆しているという。
企業が記録的な値下げを実施したにもかかわらず、消費者は自身の体調や仕事のことを心配しながら家に閉じこもり支出を止めたせいで需要は干上がった。
消費者の懸念を裏付けるように、雇用の指数は42.2から33.4に低下し、調査開始以来、最低となった。
サービス部門PMI改定値は速報値の11.7から12.0に上方修正されたものの、3月の26.4から低下し、調査開始以来の最低となった。
ただ、一部の国で封鎖措置の段階的な緩和が始まり、事業の見通しに関する指数は過去最低だった3月の33.5から34.3に上昇した。
ウィリアムソン氏は「指数は今後数カ月に持ち直す可能性があるものの、年後半まで顕著な回復の兆しは出てこないと予想しており、新型コロナ危機で失われた生産を完全に取り戻すには数年かかるだろう」と述べた。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1上海の伊勢丹が営業終了、中国で日系百貨店の閉店相次ぐ…高島屋は売上高が減少傾向
読売新聞 / 2024年6月30日 20時56分
-
2マツダ、ヤマハ、ホンダ、スズキの「認証不正」どうなった? 調査結果を国交省が公表! マツダは同日にコメント発表
くるまのニュース / 2024年6月30日 22時10分
-
3日経平均「再度の4万1000円突破」は十分に可能だ 「米国利下げ後ずれ」「中国減速」のリスクは?
東洋経済オンライン / 2024年7月1日 9時30分
-
4毎回"完売"続出。築地銀だこの「ぜったいお得な回数券」は、PayPay併用でさらにお得!
東京バーゲンマニア / 2024年6月30日 9時3分
-
5「押しボタン式信号」なぜ“押してすぐ青”にならないケースが? 納得の理由があった!
乗りものニュース / 2024年6月29日 16時42分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください