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「関税を武器にするな」、中国が米を批判 コロナ起源説は否定

ロイター / 2020年5月7日 2時3分

 中国外務省の華春瑩報道官は6日の定例会見で、関税を武器として使用すべきでないと述べた。2016年1月撮影(2020年 ロイター//Jason Lee)

[北京 6日 ロイター] - 中国外務省の華春瑩報道官は6日の定例会見で、関税を武器として使用すべきでないと述べ、米国の姿勢を批判した。新型コロナウイルスを流行を巡りトランプ大統領はこのところ中国への圧力を強め、対中関税の発動も辞さない姿勢をみせている。

華報道官は、関税は概して関係当事者全てにマイナスとなると指摘。「他国を威圧するための武器として関税が使えるなどという考えはやめるべきだ」と語り、中国への報復として関税引き上げは「確実に選択肢の一つ」と表明したトランプ氏をけん制した。

さらに、中国を攻撃することで新型コロナを巡る自身の対応ミスへの批判の矛先をそらそうしているとし、「感染の抑制と最大限の人命救助こそ、米国が取り組むべき喫緊の課題であって、人命救助は政治的な私欲に勝ってしかるべきだ」と訴えた。

中国が意図的に新型コロナウイルスをまき散らしたという説については、根拠がないと改めて主張した。

*内容を追加しました。

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