米ネット大手、香港当局への利用者情報提供を停止 国安法施行受け
ロイター / 2020年7月7日 7時49分
7月6日、米フェイスブック<FB.O>、グーグル、ツイッター<TWTR.N>の米ネット大手3社は6日、香港当局の要請による利用者データの提供を停止したと発表した。2017年9月撮影(2020年 ロイター/DADO RUVIC)
[6日 ロイター] - 米フェイスブック
傘下に対話アプリ「ワッツアップ」と写真投稿アプリ「インスタグラム」を持つフェイスブックは発表文で、国安法の影響を精査するため、全サービスに関して当局の情報提供要請の検討を「停止する」と表明した。
アルファベット
グーグルは、利用者が投稿したコンテンツに関する香港政府の削除要請については検討を続けると表明。削除要請についてツイッターはコメントを控え、フェイスブックはコメントの求めに応じていない。
ソーシャルメディア各社は、投稿が適切なコンテンツに関する自社ルールには違反していなくても、現地の法律に違反している場合は現地の規制を当てはめることが多い。フェイスブックの透明性報告書によると、2019年下半期に香港で現地法に違反する394件のコンテンツに制限を課しており、上半期の8件から大幅に増えた。
香港ではこれまで、グーグルやツイッター、フェイスブックなどの利用を阻止する中国本土のインターネット規制が適用されていなかったため、ネット企業は比較的自由に事業を展開してきた。
全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会の会議は先週、香港国家安全維持法を可決、同法は成立した。
同法成立を受け、一部の香港住民は、民主化運動や安全維持法に関する過去のソーシャル・メディアへの投稿を見直し、警戒対象と見なされる可能性があるものを削除していると明らかにしている。
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