米ISM非製造業指数、6月は大幅に持ち直し
ロイター / 2020年7月7日 2時58分
米供給管理協会(ISM)が6日発表した6月の非製造業総合指数(NMI)は57.1となり、4カ月ぶりの高水準を付けた。ミシガン州バーミンガムで6月撮影(2020年 ロイター/EMILY ELCONIN)
[ワシントン 6日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が6日発表した6月の非製造業総合指数(NMI)は57.1となり、4カ月ぶりの高水準を付けた。前月から大幅に持ち直し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以前の水準に迫った。
ただ、新型コロナ感染が増加する中で一部のレストランやバーは再び営業を停止しており、経済回復を脅かしている。市場予想は48.9だった。
5月は45.4だった。4月は41.8と、2009年3月以来の低水準を付けていた。
指数は50が景気拡大・縮小の節目となる。サービス業は米経済の3分の2以上を占める。
先週発表された6月の製造業景気指数は14カ月ぶりの高水準を付けた。好調な指標が続く中でも、人口が多いカリフォルニア州やフロリダ州、テキサス州など多くの地域で新型コロナの感染件数が急増しており、景況感に暗い影を投げ掛けている。
感染件数が6月下旬に急増したことから、複数の州は経済活動再開の動きを後退または停止し、レストランやバーが打撃を受けた。
NMIの内訳は新規受注指数が61.6。5月は41.9だった。輸出受注指数も上昇。受注残も急上昇した。雇用指数は43.1だった。5月は31.8。1997年以来の低水準を付けた4月の30.0からは持ち直したものの、非農業部門雇用者数が前月比480万人増加した3日発表の6月の雇用統計とは一致しない。雇用統計では雇用者数のうち426万3000人がサービス部門だった。
景気指数は66.0と、2011年2月以来の高水準だった。5月は41.0。価格指数は62.4と、5月の55.6から上昇した。
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