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ドル下落、中国の景気回復観測でリスクオン=NY市場

ロイター / 2020年7月7日 6時13分

終盤のニューヨーク外為市場では中国人民元が対ドルで上昇し、昨年12月以来の大幅な伸びとなった。2月撮影(2020年 ロイター/DADO RUVIC)

[ニューヨーク 6日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では中国人民元が対ドルで上昇し、昨年12月以来の大幅な伸びとなった。中国経済の力強い回復への期待が高まってリスク資産が買われたほか、米経済指標を好感して安全資産需要が低下した。

市場では中国の景気回復観測が強まり、上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数<.CSI300>が5年ぶり高値に上昇。オフショア人民元 も3月17日以来の高値を付けた。終盤では1ドル=7.015元。

ケンブリッジ・グローバル・ペイメンツのチーフ市場ストラテジスト、カール・シャモッタ氏は「明らかに世界的なリスク選好度が改善している」とし、中国の規制当局が国内の市場参加者を後押しし、それが株式指数の大幅上昇につながっていると指摘。「少なくとも金融政策の観点からは2009年のような刺激策はないが、協調的な支援策の兆しは見られる」と述べた。

米指標に景気回復の兆候が出ていることもドル需要低下の要因。終盤の取引で、主要6通貨に対するドル指数<=USD>は0.43%安の96.76。一時、6月24日以来の水準に下落した。

米供給管理協会(ISM)が6日発表した6月の非製造業総合指数(NMI)は57.1となり、4カ月ぶりの高水準を付けた。前月から大幅に持ち直し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以前の水準に迫った。

ドル相場では50日移動平均線が200日間移動平均を下回る「デスクロス」が発生し、ドル売りが強まる可能性を示唆。バンク・オブ・アメリカのアナリストによると、このパターンは1980年以降、9回発生しているが、うち8回はその後にドル安が続いたという。

マニュライフ・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、チャールズ・トメス氏は「世界経済に対するポジティブな見方を背景に、前向きな心理が定着してきたことを示している」と述べた。

ドル/円 NY終値 107.35/107.38

始値 107.56

高値 107.59

安値 107.27

ユーロ/ドル NY終値 1.1308/1.1310

始値 1.1295

高値 1.1345

安値 1.1294

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