日経平均続伸、米大統領退院を好感 後場は膠着
ロイター / 2020年10月6日 16時29分
10月6日 東京株式市場で日経平均は続伸。新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領の退院が伝えられ、幅広い業種に買いが入った。写真は10月1日、東京証券取引所で撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)
[東京 6日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸。新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領の退院が伝えられ、幅広い業種に買いが入った。昼休み中に公明党の山口那津男代表がGoToトラベルの延長に言及したことを受け、内需底上げ期待も相場全体を下支えした。ただ、トランプ大統領の容体やホワイトハウス内でのクラスター感染、米国の追加経済対策の動向など不透明感が残ることから、後場は積極的な取引はみられず、膠着状態が続いた。
日本時間6日朝、トランプ大統領の退院が伝えられ、市場に安心感が広まった。日本株は寄り付きから幅広い業種で買いが優勢となったが、買いが一服した後は小動きが続いた。
市場からは「様子見機運が高まっている。トランプ大統領の退院報道でいったんマーケットには安心感が広まったが、今後は政府による具体的な政策などのサポートがない限り、上値を伸ばしにくい」(野村証券の投資情報部投資情報二課・課長代理、神谷和男氏)との声が聞かれた。
TOPIXは0.52%高で終了。東証33業種では28業種が値上がり。小売業、空運業、水産・農林業、その他金融業、不動産業は下落した。東証1部の売買代金は2兆円を割り込み、前日よりも細っている。
個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>、任天堂<7974.T>、トヨタ自動車<7203.T>などが高い。一方、レオパレス21<8848.T>は売られた。
東証1部の騰落数は、値上がり1152銘柄に対し、値下がりが923銘柄、変わらずが103銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値 23433.73 +121.59
寄り付き 23420.07
安値/高値 23331.40─23441.16
TOPIX<.TOPX>
終値 1645.75 +8.50
寄り付き 1644.72
安値/高値 1637.44─1647.32
東証出来高(万株) 98971
東証売買代金(億円) 19941.06
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