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米GM、中国で大型SUV初投入を計画 輸入車も=幹部

ロイター / 2020年11月6日 14時59分

 11月6日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は世界最大の自動車市場である中国でラインアップ拡充に向け、大型のスポーツ多目的車(SUV)を初投入する計画で、海外で生産するモデルの取り扱いも始める見通し。写真はメキシコのグアナフアト州で2017年11月撮影(2020年 ロイター/Edgard Garrido)

[上海 6日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM) は世界最大の自動車市場である中国でラインアップ拡充に向け、大型のスポーツ多目的車(SUV)を初投入する計画で、海外で生産するモデルの取り扱いも始める見通し。幹部が明らかにした。

GMは現在中国で、現地生産車のみを販売しているため、輸入車の投入は戦略転換となる。

中国市場で販売を計画しているのは「シボレー」ブランドの「タホ」と「サバーバン」、「キャデラック・エスカレード」、「GMCユーコン・デナリ」の4モデル。4日に上海で開幕した中国国際輸入博覧会(CIIE)で展示している。

中国事業トップ、ジュリアン・ブリセット氏はロイターに対し、「顧客の反応をつかみ、これらの車種の中国での販売方法を見いだしたい」と述べた。大型SUVを有望と見なす理由の1つは、中国の家族が拡大しているからだと続けた。

また、オンライン販売やリースなど、さまざまな販売計画を検討していると述べたが、詳細な発売時期には触れなかった。

GMの第3・四半期の中国販売は、「ビュイック」と「キャデラック」の中型SUVが好調で、12%増となった。過去2年で初めて四半期の売上高が増えた。

ただ、これまでのところ大型SUVは取り扱いがなかった。

海外で生産している高級ブランド「GMC」の車種を中国の正規ディーラーで販売するのも初めてとなる。これまでは非正規の輸入業者を通じて販売されていた。

ただ、GMCの輸入によって中国での基本的な生産戦略が変更することはないという。少なくとも当面は、中国で販売するのはほとんどが現地生産車となる見通しで、ブリセット氏によると、将来的には方針を変える可能性はあるという。

同氏は、10月の中国販売が好調だったため、11月と12月も力強い販売を見込んでいると述べた。また、中国で生産する電気自動車(EV)の輸出を検討しているとした。

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