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米恐怖指数、米大統領選こなされ低下 長期平均はなお上回る

ロイター / 2020年11月7日 8時0分

[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米大統領選の開票作業は続いているものの、選挙が無事にこなされたことで、6日の取引で投資家の不安心理を示すボラティリティー・インデックス(VIX指数)<.VIX>が大幅に低下した。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のVIX指数はこの日の取引で25.69に低下。10月30日からの低下幅は12ポイントを超えた。週間の低下幅としては4月上旬以来の大きさとなる。

サスケハナ・ファイナンシャル・グループのデリバティブ戦略共同責任者、クリストファー・マーフィー氏は、米大統領選と議会選の結果はまだ判明していないものの、投資家は新たな政治情勢になじみつつあると述べた。

ただVIX指数は、低下したものの長期平均の20をなお上回っており、アナリストは米政治情勢のほか、新型コロナウイルス感染拡大に対する懸念で市場の不安心理が高止まりする可能性があると指摘。RBCキャピタル・マーケッツの株式デリバティブストラテジスト、エイミー・ウー・シルバーマン氏は、年末年始の祝日後に新型ウイルス感染が一段と拡大するとの懸念で不安心理が高まる恐れがあると述べた。

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