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欧州でもモデルナ製ワクチン承認、ファイザー製に次ぎ2例目

ロイター / 2021年1月7日 2時1分

欧州医薬品庁(EMA)は6日、米モデルナの新型コロナウイルスワクチンを承認した。米ファイザーと独ビオンテック共同開発のワクチンに次いで2例目となる。ニューヨークで昨年12月撮影(2021年 ロイター/EDUARDO MUNOZ)

[アムステルダム/ブリュッセル 6日 ロイター] - 欧州医薬品庁(EMA)は6日、米モデルナの新型コロナウイルスワクチンを承認した。米ファイザーと独ビオンテック共同開発のワクチンに次いで2例目となる。

EMAはモデルナ製ワクチンの安全性と有効性に関するデータを検証した結果、18歳以上に対する接種を承認。EMAの承認を受け、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会も承認した。

EMAのエグゼクティブディレクター、エマー・クック氏は「モデルナ製ワクチンは、緊急事態対応の新たな手段になる」と述べた。

EMAがファイザー製ワクチンとモデルナ製ワクチンの双方に与えたのは、条件付き販売承認。英政府が承認した迅速な緊急使用許可よりも詳細なデータ検証が必要になる。

EUはモデルナ製ワクチン1億6000万回分を発注。28日の期間を空けて2回接種する必要があり、この発注分で8000万人の接種が可能になる。

欧州委のフォンデアライエン委員長も声明で「EUで2番目に認可されたモデルナ製ワクチンで、さらに1億6000万回分の接種が可能になる」とし、今後のさらなるワクチン承認に期待も示した。

モデルナ製ワクチンとファイザー製ワクチンはともにメッセンジャーRNA(mRNA)を利用するワクチンだが、モデルナ製はファイザー製ほどの超低温で保存する必要がない。

*内容を追加しました。

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