米CDCが12─15歳への追加接種推奨、ファイザー製ワクチン巡り
ロイター / 2022年1月6日 13時44分
1月5日、米疾病対策センター(CDC)は、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、ブースター接種(追加接種)の対象者を12─15歳に拡大したと発表した。写真はCDC。ジョージア州 アトランタ で2014年9月撮影(2022年 ロイター/Tami Chappell)
[5日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は5日、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、ブースター接種(追加接種)の対象者を12─15歳に拡大したと発表した。
CDCの「予防接種の実施に関する諮問委員会(ACIP)」が13対1の賛成多数で、12─15歳に対して2回目の接種から少なくとも5カ月後にブースター接種を行うことを推奨したのを受けた。
ACIPはまた、CDCは16歳と17歳に対するブースター接種の推奨を強化すべきだとした。CDCはこれまで、10代にもワクチンの接種機会を提供してきたが、全ての若者が追加接種を受けるべきとまでは推奨していなかった。
CDCは声明で、12歳から17歳までの青少年はファイザー/ビオンテック製ワクチンの最初の接種完了から5カ月後にブースター接種を受けることを推奨しているとした。
今回の会合に提示されたイスラエル保健省のデータによると、ワクチンを接種した12歳から15歳の子どものうち、2回目の接種から5─6カ月経過した子どもは、ワクチンを接種していない子どもと同じ割合でオミクロン変異株に感染するという。また、ブースター接種を受けた後は感染率が急激に低下した。
イスラエル保健省は5日、ブースター接種を受けた12─15歳の4万4000人のうち、心筋炎を発症したのはわずか2例だったと発表した。
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