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世界経済、軟着陸の可能性高まる なおリスクも=IMF専務理事

ロイター / 2023年10月6日 9時19分

 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事は10月5日、サービス需要増加とインフレ率低下に伴い世界経済が軟着陸(ソフトランディング)する可能性が高まっているが、財政や金融政策を巡るリスクが残ると指摘した。6月22日、パリで代表撮影(2023年 ロイター)

Andrea Shalal

[5日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事は5日、サービス需要増加とインフレ率低下に伴い世界経済が軟着陸(ソフトランディング)する可能性が高まっているが、財政や金融政策を巡るリスクが残ると指摘した。

コートジボワールで行う講演の準備原稿で「世界経済は目覚ましい回復力を示しており、2023年上期は主に予想を上回るサービス需要とインフレとの戦いにおける進展で好ましいニュースがあった」と説明。「こうした状況は世界経済のソフトランディングの可能性を高めている。ただ、油断はできない」と述べた。

現在の成長ペースは「極めて弱い」とし、新型コロナウイルス禍前の平均成長率3.8%を大きく下回っており、インフレ率が25年まで目標を上回る国もあると指摘した。

「インフレとの闘いが最優先課題だ」とし、「闘いに勝つためには金利をより長期間高水準で維持する必要がある」と指摘。「インフレ再燃リスクを踏まえると、(金融)政策の早期緩和を避けることが最も重要だ」と述べた。

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