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独鉱工業受注、8月は前月比+3.9% 先行き厳しいとの見方

ロイター / 2023年10月6日 17時26分

 10月6日、ドイツ連邦統計庁が発表した8月の鉱工業受注指数(季節・日数調整済み)は前月比3.9%上昇と、市場予想を上回った。写真は昨年11月、ドイツ西部デュイスブルグで撮影(2023年 ロイター/Wolfgang Rattay)

[ベルリン 6日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が6日発表した8月の鉱工業受注指数(季節・日数調整済み)は前月比3.9%上昇と、市場予想を上回った。ただ、アナリストは先行きは厳しいと指摘している。

コンピューター・電子・光学製品部門が大幅に増加した。

ロイターがまとめた市場予想は1.8%上昇だった。

コメルツ銀行のチーフエコノミスト、ラルフ・ソルビン氏は「2年間減少していた受注が安定したことを意味する」とした上で、以前よりも低水準での安定であり、企業は今後数カ月で生産を段階的に調整する必要があると述べた。

月単位の変動をならすため3カ月間で見ると、6─8月の受注は前の3カ月と比べ4.9%上昇した。

7月の鉱工業生産指数は前月比11.7%低下から11.3%低下に修正された。

8月の内訳は、コンピューター・電子・光学製品部門が37.9%増。主に電子部品の受注が拡大した。

国外からの受注は前月比3.9%増、国内受注は4.0%増。

ハウク・アウフホイザー・ランペ・プライバットバンクのエコノミスト、バスティアン・ヘッパール氏は「弱い外部環境と国内の高い不透明感は依然として警戒を要する」とし、製造業の低迷は続く公算が大きいと述べた。

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