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ECB、リスク顕在化なら追加利上げも=シュナーベル専務理事

ロイター / 2023年10月6日 17時48分

 欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は賃金や利益、新たな供給障害などによりインフレ率が上昇すれば、追加利上げが必要になる可能性があるとの見解を示した。写真は2019年11月、ドイツ・フランクフルトで撮影(2023年 ロイター/Ralph Orlowski)

[フランクフルト 6日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は賃金や利益、新たな供給障害などによりインフレ率が上昇すれば、追加利上げが必要になる可能性があるとの見解を示した。

クロアチア紙「ジュタルニ・リスト」が6日に報じたインタビュー記事で、9月のインフレ率低下は「心強い」としつつ、「まだインフレの上振れリスクを認識している。もし実現すれば、ある時点で一段の利上げが必要になるかもしれない」と語った。

ECBは先月、中銀預金金利を25年の歴史で最高の4.0%まで引き上げた。これは予想通り、あるいはそれ以上に強力に働いているが、同時にユーロ圏20カ国の中銀は国内銀行への多額の利払いを余儀なくされている。

そのため一部の政策立案者は、インフレとの闘いの次の段階として、付利ゼロ%としている準備金の割合引き上げを求めている。

しかしシュナーベル氏は、短期的にそのような動きが出てくる可能性を否定。将来の金融政策運営に関する枠組みの設計について議論しているとし、「この新しい枠組みの中で最低準備金がどのような役割を果たすのか分からない以上、遠大な決定を下すことには慎重であるべきだ」と述べた。

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