ECBの政策がインフレ抑制、不透明感は存在=キプロス中銀総裁
ロイター / 2023年10月6日 17時57分
10月6日、キプロス中央銀行のヘロドトゥ総裁は、ユーロ圏では不透明感が続いているが、欧州中央銀行(ECB)の金融政策はインフレ抑制で機能していると述べた。フランクフルトのECB本部で9月撮影(2023年 ロイター/Wolfgang Rattay)
[レメソス(キプロス) 6日 ロイター] - キプロス中央銀行のヘロドトゥ総裁は6日、ユーロ圏では不透明感が続いているが、欧州中央銀行(ECB)の金融政策はインフレ抑制で機能していると述べた。
レメソスで開かれた会議で「最近のエネルギー価格の上昇は経済の他の部分に再び波及し、物価上昇圧力となる可能性がある」と発言。「ユーロ圏の銀行システムの流動性は、金融政策を伝達する役割を担っており、インフレ率に影響を与えるため監視すべき分野だ」と指摘した。ヘロドトゥ氏はECB理事会メンバー。
ECBは9月に中銀預金金利を過去最高の4.00%に引き上げたが、インフレ抑制の兆候を理由に利上げ打ち止めの可能性を示唆した。
9月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)上昇率(速報値)は前年同月比4.3%で、2021年10月以来の低水準だった。
ヘロドトゥ氏は、昨年から今年にかけての賃金と利益率の上昇は注意深く監視する必要があるが、正常化が予想されると予想。その上で「こうした不確定要素があるからこそ、ECBは金利決定においてデータに依存するというアプローチをとっている」と語った。
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