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NY外為市場=ドル指数失速、ドル/円なお150円近辺

ロイター / 2023年10月7日 6時47分

ニューヨーク外為市場では、ドル指数は一時上昇した後に失速した。昨年9月撮影(2023年 ロイター/Florence Lo/Illustration/File Photo)

[ニューヨーク 6日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドル指数は一時上昇した後に失速した。朝方発表された9月の雇用統計で雇用者数は堅調に伸びたものの、賃金の伸びの鈍化が示されたことが背景。

ドル/円は0.54%高の149.31円。「介入ライン」と考えられている1ドル=150円に近い水準で推移している。

米労働省発表の9月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比33万6000人増加。市場予想の17万人増を大幅に上回り、過去8カ月で最大の伸びとなった。一方、平均時給は前年比4.2%増と、8月の4.3%増から鈍化し、2021年6月以降で最小の伸びとなった。

雇用統計を受け、主要6通貨に対するドル指数は一時106.98に上昇。ただその後は失速し、終盤の取引では0.31%安の106.03。

コーペイ(トロント)のチーフ・マーケット・ストラテジスト、カール・シャモッタ氏は「今回の雇用統計を受け、連邦準備理事会(FRB)が利下げに転じる時期の予想が2024年の遅めの時期にさらに後ずれした。ただ、年内に再利上げがあると市場を確信させるには至らなかった」としている。

ドル指数は週初からは0.1%下落。これまでは11週連続で上昇し、合計の上昇率は約6%に達していた。ドル指数の軟化についてマネックスUSAの外為トレーダー、ヘレン・ギブン氏は「幾分かの利食い売りが出た」との見方を示した。

FRBの政策の行方の見極めるため、市場は来週の米国のインフレ指標に注目。コーペイのシャモッタ氏は「来週発表される消費者物価指数(CPI)で米国債利回りが一段と上昇すれば、金利差に基づくドルへの資金流入に安全資産の買いが加わり、ドルの支援要因になる」としている。

英ポンド/ドルは0.43%高の1.22445ドル。

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