ロシア10月サービスＰＭＩは53.6、8カ月ぶり低水準

　１１月３日、Ｓ＆Ｐグローバルが発表した１０月のロシアのサービス業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は５３．６と、前月の５５．４から低下した。写真はモスクワの地下鉄駅で３月撮影（２０２３年　ロイター／Maxim Shemetov）

[３日 ロイター] - Ｓ＆Ｐグローバルが３日発表した１０月のロシアのサービス業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は５３．６と、前月の５５．４から低下した。

２月以来の低水準だったが、好不況の分かれ目となる５０を９カ月連続で上回った。輸出が好調だった一方、投入価格が上昇した。

ウクライナ侵攻に伴い、ロシア企業の輸出ビジネスは苦戦を強いられているが、新規輸出受注指数は２０１９年９月の統計開始以来２番目の高水準となった。

一方、平均コスト負担は顕著に増加。賃上げと購買価格の上昇が負担増加につながったとの声が聞かれたという。

将来に対する企業の楽観度は１９年４月以来の高水準で、前向きな心理が続いた。