EU欧州委がウクライナとの加盟交渉開始を勧告へ、12月の首脳会議で正式判断
ロイター / 2023年11月7日 7時44分
欧州連合(EU)欧州委員会は8日に公表するリポートで、ウクライナのEU加盟交渉について、所要の条件を満たした段階で開始するよう勧告する。2人のEU高官が6日明らかにした。キーウで4日撮影(2023年 ロイター/Thomas Peter)
Gabriela Baczynska Tom Balmforth
[ブリュッセル/ロンドン 6日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会は8日に公表するリポートで、ウクライナのEU加盟交渉について、所要の条件を満たした段階で開始するよう勧告する。2人のEU高官が6日明らかにした。
このリポートには、主要7分野におけるウクライナの改革の進展状況への評価が盛り込まれる見通し。評価内容は12月に開催されるEU首脳会議に提出され、そこでウクライナとの加盟交渉を始めるかどうかを正式に判断することになる。
2人のEU高官は、今回の勧告に基づけば、ウクライナとの正式交渉は来年中に始まる可能性があると説明した。
EU加盟交渉は通常何年もかかり、その間に申請国が欧州委の示す法制度や経済状況などの加盟基準をクリアする流れになる。またEUは一般的に、戦争状態にある国の加盟には慎重だ。
それでもウクライナにとって西側との統合は国家として最優先事項で、西側諸国でウクライナのEU加盟を支持する人々も、地政学的に必要不可欠だと主張している。こうした中でウクライナ政府のある高官は、欧州委がウクライナの加盟に関して積極的な評価をすることに期待していると述べた。
4日にウクライナ首都キーウを訪れた欧州委のフォンデアライエン委員長は、ウクライナが正式な加盟交渉開始に求められる条件の90%余りを既に達成していると発言した。
ただEU加盟国の全会一致が必要な加盟交渉開始を巡り、12月のEU首脳会議ではハンガリーが異議を唱える恐れがある。オルバン首相は、他のEU加盟国首脳よりもロシアとの距離が近いためだ。
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