イーライリリーの肥満症薬、米国内薬局で入手可能に
ロイター / 2023年12月6日 13時9分
米医薬品大手イーライリリーは5日、このほど承認された肥満症治療薬「ゼップバウンド」が米国内の薬局で入手できるようになり、医療保険が適用されない顧客は定価の半額となる1カ月550ドルで購入できると発表した。写真は同社の工場。米ニュージャージー州で2021年3月撮影(2023年 ロイター/Mike Segar)
Patrick Wingrove Manas Mishra
[5日 ロイター] - 米医薬品大手イーライリリーは5日、このほど承認された肥満症治療薬「ゼップバウンド」が米国内の薬局で入手できるようになり、医療保険が適用されない顧客は定価の半額となる1カ月550ドルで購入できると発表した。
肥満症治療薬市場は、2020年代終わりまでに1000億ドル前後まで拡大する見通し。アナリストらは、ゼップバウンドの売上高は2024年に約20億ドル、デンマーク製薬大手ノボノルディスクの競合薬「ウゴービ」の売上高は約75億ドルに上ると予測している。
いずれも、もともと2型糖尿病薬として開発されたGLP─1受容体作動薬というクラスに属し、食欲を抑えて、空腹を感じるまでの時間を長くする作用がある。
ゼップバウンドは後期臨床試験で、被験者の体重を平均で20%減らす効果を示した。これに対して別の試験でウゴービを服用した被験者の体重減少は平均15%だった。
米食品医薬品局(FDA)はゼップバウンドを11月に承認。同薬の定価は1カ月当たり1059.87ドル。これに対しウゴービの定価は同1349ドル。
ゼップバウンドは糖尿病薬として承認されていた「マンジャロ」と同一の有効成分チルゼパチドを含有している。マンジャロも2022年の発売以降、適応外の減量目的で使用されている。
この記事に関連するニュース
-
イーライリリーの肥満症薬チルゼパチド、中国で承認取得
ロイター / 2024年7月22日 9時50分
-
韓国の犬・猫糖尿病・肥満治療薬の開発企業…「高い潜在力」のペット市場で存在感
KOREA WAVE / 2024年7月20日 11時0分
-
ノボノルディスクの肥満症薬、失明の恐れがある眼病と関連か=研究
ロイター / 2024年7月4日 9時53分
-
バイデン氏とサンダース氏、肥満症治療薬の大幅値下げを要求
ロイター / 2024年7月3日 7時54分
-
デンマークの製薬大手ノボ・ノルディスク、米ノースカロライナ州で41億ドル投資を発表(米国、デンマーク)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月1日 0時15分
ランキング
-
1〈最低賃金1054円に〉過去最大増なのにパート、アルバイトから大ブーイングのワケ「扶養控除ライン据え置きはオフサイドトラップ」「政治家の報酬だけは世界トップクラスだけど、賃金はオーストラリアの半分」
集英社オンライン / 2024年7月26日 18時56分
-
2G20、「デジタル課税」早期実現への決意示す…3会合ぶりに共同声明採択し閉幕
読売新聞 / 2024年7月27日 15時0分
-
3「子どもが野菜を食べてくれない」悩みへの回答 科学的に正しい「野菜嫌いをなくす5つの方法」
東洋経済オンライン / 2024年7月27日 15時0分
-
4「半端な対策では命にかかわる」 山善の”プレミアム水冷服”がたちまち完売、現場のニーズとどう合致した?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月27日 6時20分
-
5NY市場サマリー(26日)円急上昇一服、株価上昇 利回り低下
ロイター / 2024年7月27日 6時48分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)