ガザ学校攻撃、子ども14人含む40人死亡 イスラエル「ハマス拠点」主張
ロイター / 2024年6月6日 18時15分
6月6日、パレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラットで国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営する学校を戦闘機で攻撃した。校内にイスラム組織ハマスの拠点があったとし、昨年10月7日の奇襲攻撃に関与した戦闘員を殺害したと述べた。写真はイスラエルのガザ境界周辺で5日撮影(2024年 ロイター/Amir Cohen)
Nidal al-Mughrabi James Mackenzie
[カイロ/エルサレム 6日 ロイター] - イスラエルは6日、パレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラットで国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営する学校を戦闘機で攻撃した。ガザ政府と保健当局の各当局者はロイターに、攻撃で40人死亡し、73人が負傷したと述べた。
死者のうち14人が子どもで9人が女性という。
UNRWAのコミュニケーション・ディレクター、ジュリエット・トウマ氏はロイターに、死者は35─45人とした上で、現段階でまだ死者数を確認できないと述べていた。
イスラエルは校内にイスラム組織ハマスの拠点があったとし、昨年10月7日の奇襲攻撃に関与した戦闘員を殺害したと述べた。軍は攻撃前に民間人に対する危害のリスクを減らす措置を取ったとしている。
その後、同国軍報道官は学校には推定20─30人の戦闘員がいるとの見方を示し、戦闘員の多くが死亡したとする一方で、民間人の犠牲者については承知していないと述べた。
ガザ当局の広報責任者は、学校にハマスの司令部が隠されていたとするイスラエルの主張を否定し、「(イスラエルは)何十人もの避難民に対して行った残忍な犯罪を正当化するため、うその作り話で世論を誘導している」と述べた。
<ハマス、8カ月で戦闘員半減か>
米国とイスラエルの当局者によると、ハマスは8カ月に及ぶ戦闘で戦闘員が半減しており、イスラエルによるガザ制圧を妨げようとゲリラ戦術に頼っている。
3人の米高官によれば、ハマスの戦闘員は9000─1万2000人とみられ、ガザ紛争勃発前の推計値2万─2万5000人から減少。一方イスラエルは、ガザ作戦で兵力約300人を失ったと明らかにしている。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1中国ロケット落下や爆発相次ぐ 住宅街周辺、SNSに動画投稿
共同通信 / 2024年7月2日 20時39分
-
2「伊勢丹」に「モスバーガー」日本企業“中国撤退”の背景は? 「現地化」と「品質管理」で勝負するコンビニも
日テレNEWS NNN / 2024年7月2日 20時7分
-
3韓国9人死亡事故で運転手聴取 「車急発進」の根拠未確認と警察
共同通信 / 2024年7月2日 19時16分
-
4ガザ避難民190万人=人口の8割、転々と―国連
時事通信 / 2024年7月3日 7時58分
-
5韓国の抗日団体、渋沢栄一の新一万円札に抗議「日帝植民地経済収奪の尖兵」「欺瞞的行為」
産経ニュース / 2024年7月2日 18時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください