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ガザで夏に疫病流行リスク、山積ごみが暑さで腐敗=NGO

ロイター / 2024年6月6日 14時10分

貧困撲滅活動を行う非政府組織(NGO)「アクション・アゲンスト・ハンガー」は、パレスチナ自治区ガザで収集されず山積みになった廃棄物が夏の暑さで腐敗し、前例のない疫病の流行が起きるリスクがあると警鐘を鳴らした。写真はガザ地区で3日撮影。(2024年 ロイター/Mohammed Salem)

[マドリード 5日 ロイター] - 貧困撲滅活動を行う非政府組織(NGO)「アクション・アゲンスト・ハンガー」は、パレスチナ自治区ガザで収集されず山積みになった廃棄物が夏の暑さで腐敗し、前例のない疫病の流行が起きるリスクがあると警鐘を鳴らした。すでに食料不足に苦しんでいる住民が一段の困難に見舞われる恐れがある。

同団体の担当者はロイターに、戦争で荒廃した地域からは廃棄物を撤去できない上、住民もごみ捨て場を利用できないことから、ごみの管理が団体の主な関心事の一つになっていると説明。

「ガザ全体にこれだけの固形廃棄物が散乱している状況は、さまざまな衛生問題を引き起こす。かつてこの地域で発生したことのない疾病が発生する事態を懸念している。そうなれば、特に気温が上昇する夏には地域全体に影響が出るだろう」と述べた。

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