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米暗号資産擁護団体、会員数100万人突破 「大票田」に

ロイター / 2024年6月6日 14時42分

暗号資産(仮想通貨)業界の権利を擁護する非営利団体「スタンド・ウィズ・クリプト」は、5日時点で会員数が100万人を突破した。写真は団体立ち上げに関わったコインベースのブライアン・アームストロング最高経営責任者。ニューヨークで23年6月撮影。(2024年 ロイター/Brendan McDermid/File Photo)

Andrea Shalal

[ワシントン 5日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)業界の権利を擁護する非営利団体「スタンド・ウィズ・クリプト」は、5日時点で会員数が100万人を突破した。

昨年8月に同団体の立ち上げに関わった米大手暗号資産交換所コインベースのブライアン・アームストロング最高経営責任者(CEO)は、会員数の急増は暗号資産ユーザーの潜在的な投票力を示していると指摘。ロイターに「大方の予想よりもはるかに大きな票田」と語った。

暗号資産業界は今年の米選挙で、暗号資産に好意的な候補者を後押しし、規制強化を推進する候補者を敗北させようと、多額の資金を投入している。コインベースは3日、暗号資産を支持する政治資金団体「フェアシェイク」に2500万ドル寄付すると発表した。

スタンド・ウィズ・クリプトは激戦州の有権者の取り込みを強化しており、2020年の大統領選でバイデン氏がトランプ氏を僅差で破ったジョージア州で約2万4000人、アリゾナ州で1万6000人超の会員を擁する。

バイデン氏は5月31日、証券取引委員会(SEC)の暗号資産会計ルールを無効化する法案に拒否権を発動したが、アームストロングによると、会員数が急増した背景にはこうした対応への不満などがあるという。

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