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日経平均は反発、半導体株主導で一時500円超高 上値重く伸び悩む

ロイター / 2024年6月6日 15時38分

  6月6日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比213円34銭高の3万8703円51銭と、反発して取引を終えた。写真は都内で2020年10月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

Hiroko Hamada

[東京 6日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比213円34銭高の3万8703円51銭と、反発して取引を終えた。前日の米ハイテク株高の流れを引き継いで、半導体関連などに買いが入った。一時521円高となる場面もあったが、買い一巡後は伸び悩み、後場は小動きとなった。

日経平均は前営業日比351円高と堅調にスタートした後も上値を伸ばし、前場序盤に3万9011円93銭の高値を付けた。前日の米市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX)が4%超高となったことが好感され、半導体関連株が買われた。足元で軟調だったセクターに買いが入るなど、循環物色の動きもみられた。

一方、日経平均は3万9000円近辺では上値の重さもみられ、買いが一巡した後は3万8700円台を中心に一進一退の展開が続いた。

いちよし証券の投資情報部・銘柄情報課課長、及川敬司氏は「日経平均の下値は切り上がっており、地合いは悪くないが、買い上がるほどの好材料は見当たらない」と指摘する。当面は横ばい圏での推移が続きそうだという。

物色動向については、「来週に日銀会合を控えて債券市場が思惑で動きやすくなるとみられる。国内金利の上昇が続けば金融セクターがしっかりと推移しそうだ」(国内証券・ストラテジスト)との見方が聞かれた。

日銀の植田和男総裁は参院財政金融委員会で、国債買い入れについて「今後、大規模な金融緩和からの出口を進めていく中で減額することが適当だ」と述べた。株式市場への影響は限定的だった。

TOPIXは0.33%高の2757.23ポイントで取引を終了。プライム市場指数は0.33%高の1419.26ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は4兆2683億6800万円だった。東証33業種では、海運、証券、石油・石炭製品など18業種が値上がり。サービス、不動産、繊維など15業種は値下がりした。

個別では、東京エレクトロン、アドバンテストが堅調。ソフトバンクグループは一時5%超高となった。前日に新株発行で約188億円を調達すると発表したさくらインターネットは2.3%高。一方、レーザーテックは8日続落し、2.9%安だった。

主力銘柄ではトヨタ自動車が1.7%高、ソニーグループが1%高。指数寄与度の大きいファーストリテイリングは小幅高だった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.71%安の612.53ポイントと続落した。

プライム市場の騰落数は、値上がり601銘柄(36%)に対し、値下がりが988銘柄(59%)、変わらずが58銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 38703.51 +213.34 38841.66 38,693.50─

39,011.93

TOPIX 2757.23 +9.01 2765.41 2,754.71─2

,773.33

プライム市場指数 1419.26 +4.65 1423.51 1,417.97─1

,427.54

スタンダード市場指数 1232.94 -4.17 1241.01 1,232.94─1

,241.85

グロース市場指数 790.27 -12.25 806.27 790.27─806

.67

グロース250指数 612.53 -10.64 626.22 612.53─626

.59

東証出来高(万株) 165286 東証売買代金(億円 42683.68

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