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メタのAI向け個人情報利用、欧州11カ国で差し止め申し立て

ロイター / 2024年6月6日 18時0分

 6月6日、プライバシー保護団体NOYBは、米メタ・プラットフォームズが自社の人工知能(AI)モデルを訓練するため、ユーザーの同意を得ずに個人情報を利用できる規則変更を提案したとして、欧州11カ国のデータ保護当局に差し止めを求めた。写真はEUの旗とメタのロゴ。昨年5月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Foo Yun Chee

[ブリュッセル 6日 ロイター] - プライバシー保護団体NOYBは6日 米メタ・プラットフォームズが自社の人工知能(AI)モデルを訓練するため、ユーザーの同意を得ずに個人情報を利用できる規則変更を提案したとして、欧州11カ国のデータ保護当局に差し止めを求めた。

EUのプライバシー規則に違反する恐れがあるとしている。

メタのプライバシーポリシーの変更は6月26日に発効する。NOYBによると、メタは過去何年もの個人的な投稿や個人的な画像、オンライン追跡データを自社のAI技術に利用することが可能になる。

NOYBはメタなど大手ハイテク企業がEUの一般データ保護規則(GDPR)に違反しているとして、すでに数件の申し立てを行っている。GDPRに違反した場合、世界全体の年間売上高の最大4%の罰金が科される。

メタはNOYBの批判に反論。AIの訓練には一般に公開されているオンライン情報、許可を受けた情報、自社製品・サービスでユーザーが公開した情報を使用すると5月22日のブログで指摘したことに触れた。

同社の広報担当は「当社のアプローチがプライバシー関連法を順守しており、グーグルやオープンAIなど他のハイテク企業が欧州で進めているAI体験の開発・改善と一致していると確信している」と述べた。

NOYBの創設者、マックス・シュレムス氏は「メタがユーザーのデータを利用したいなら、ユーザーの許可を求めるべきだ」と主張した。

NOYBはオーストリア、ベルギー、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、アイルランド、オランダ、ノルウェー、ポーランド、スペインのデータ保護当局に緊急手続きを開始するよう要請した。

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