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ECBの利下げ開始は「適切」、FRBは慎重さ維持を=IMF

ロイター / 2024年6月7日 1時30分

国際通貨基金(IMF)のコザック報道官は6日、ユーロ圏ではインフレ抑制にかなり進展が見られたとし、欧州中央銀行(ECB)による利下げ開始は「適切」とした。2018年10月撮影(2024年 ロイター/Johannes P. Christo)

[ワシントン 6日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のコザック報道官は6日、ユーロ圏ではインフレ抑制にかなり進展が見られたとし、欧州中央銀行(ECB)による利下げ開始は「適切」とした。その上で、ECBはデータに基づき「会合ごとの」アプローチを維持することが重要と述べた。

同時に、米経済は2024年に減速する必要があり、米連邦準備理事会(FRB)は利下げに慎重かつデータに基づいたアプローチを維持すべきと強調。米経済は底堅く、内需は引き続き堅調だが、労働市場には緩和の兆しが見られるとした。

ECBはこの日、主要政策金利の0.25%ポイント引き下げを決定。2019年9月以来、4年9カ月ぶりの利下げに踏み切った。

コザック氏は、IMFはこれまでもECBに対し6月の利下げ開始を呼びかけてきたとした上で「米国と同様に欧州でもインフレ抑制に大きな進展が見られた。ECBの政策は適切だと考えている」と述べた。同時に、ECBが経済指標を見極めながら会合ごとに決定していくアプローチを維持することも重要になるとの考えを示した。

米経済については、引き締め的な金融政策と経済的な衝撃に直面しても「驚くほどの回復力」があったことが示されたと指摘。ただ「第1・四半期のインフレ指標はわれわれが望む水準を全体的に上回り、インフレ率を目標に戻すには困難が待ち受けていることが示された」と語った。

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