NY外為市場=ユーロ上昇、ECB利下げを消化 ドル指数横ばい
ロイター / 2024年6月7日 6時21分
終盤のニューヨーク外為市場では、ユーロが安定的に推移した。広く予想されていた欧州中央銀行(ECB、写真)の利下げ決定を消化した。2023年9月撮影(2024年 ロイター/Wolfgang Rattay)
[ニューヨーク/ロンドン/シンガポール 6日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ユーロが安定的に推移した。広く予想されていた欧州中央銀行(ECB)の利下げ決定を消化し、対ドルでは0.17%高の1.0887ドルとなった。対円では0.09%安の169.57円だった。
ドルは小動きで推移した。米連邦準備理事会(FRB)による利下げを巡るさらなる手がかりとして、7日発表の5月米雇用統計が注視される。
主要通貨に対するドル指数は0.09%安の104.16。6月1日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)が前週比8000件増の22万9000件という米労働省の発表に対する反応は薄かった。
バノックバーン・グローバル・フォレックスのチーフ市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「ECBの発言や動向は予想通りだったため、現時点で25ベーシスポイント(bp)の利下げを実施しても、スワップ市場にそれほど大きな変化はなかった」と指摘。また、月次の米雇用統計を前にドルが下落し、その後反発するのは珍しいことではないと述べた。
ユーロはポンドに対しても安定的に推移し、1ユーロ=0.8514ポンド。 一方、ポンドは対ドルではほぼ横ばいの1.2790ドルとなった。
円は対ドルで155.65円と堅調に推移。日銀の植田和男総裁は国債買い入れについて、「今後、大規模な金融緩和からの出口を進めていく中で減額することが適当だ」と発言した。[nL4N3I40V9
ペッパーストーンのクリス・ウエストン調査責任者は、今日の動きは日銀総裁発言をきっかけとしたモメンタムトレードだと指摘。「調達通貨である日本円やスイスフランが買い戻されている最中に円にポジティブな材料が出たことで、上昇がさらに加速した」とコメントした。
日銀の金融政策決定会合は、6月13─14日に開催される予定。
暗号資産(仮想通貨)では、ビットコインが0.43%安の7万0887ドル。イーサは0.88%安の3829.9ドルとなった。
ドル/円 NY終値 155.60/155.63
始値 156.02
高値 156.44
安値 155.48
ユーロ/ドル NY終値 1.0888/1.0892
始値 1.0874
高値 1.0901
安値 1.0863
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