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米原油先物1ドル超上昇、中東情勢巡り供給懸念高まる

ロイター / 2024年8月6日 9時19分

8月6日、アジア時間の原油先物は上昇。米国がリセッション(景気後退)に陥れば需要が打撃を受けるとの懸念があるものの、中東情勢緊迫化による供給への影響が意識され、前日の下げから反発している。写真はイラクのバスラにある油田で2016年9月撮影(2024年 ロイター/Essam Al-Sudani)

Yuka Obayashi

[東京 6日 ロイター] - アジア時間の原油先物は上昇。米国がリセッション(景気後退)に陥れば需要が打撃を受けるとの懸念があるものの、中東情勢緊迫化による供給への影響が意識され、前日の下げから反発している。

イスラム組織ハマスとレバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラの幹部が先週殺害され、中東での紛争を巡る懸念が高まっている。

米当局者によると、イラクの軍事基地に対する攻撃で5日、少なくとも5人の米関係者が負傷した。

アジア取引序盤の米WTI原油先物は1.18ドル(1.6%)高の1バレル=74.12ドル。

WTIと北海ブレント先物は前日、世界的な株安が続く中、0.7─0.8下落していた。ハマスの最高指導者がイランの首都テヘランで暗殺されたことを受け、イランが報復する可能性が懸念されており、下げは限定的だった。

イランのペゼシュキアン大統領は5日、テヘランを訪問したロシアのショイグ安全保障会議書記(前国防相)と会談し、ロシアを「戦略的パートナー」と呼んで2国間の関係拡大に意欲を表明した。

ペゼシュキアン氏はまた、パレスチナ自治区ガザやハマス最高指導者暗殺における「イスラエルの犯罪行為」が「全ての国際法の明らかな違反」だと訴えた。

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