米民主副大統領候補、ワルツ・シャピロ両氏に絞り込み＝関係筋

　８月５日、米大統領選で民主党の候補指名を確実にしたハリス副大統領が選挙戦を共に戦う副大統領候補を、ミネソタ州のワルツ知事（写真）とペンシルベニア州のシャピロ知事の２人に絞ったと、関係筋が明らかにした。写真は米ワシントンで７月撮影（２０２４　ロイター／Elizabeth Frantz）

Nandita Bose　Andrea Shalal

[ワシントン ５日 ロイター] - 米大統領選で民主党の候補指名を確実にしたハリス副大統領が選挙戦を共に戦う副大統領候補を、ミネソタ州のワルツ知事とペンシルベニア州のシャピロ知事の２人に絞ったと、関係筋が明らかにした。

ハリス氏が６日までに最終決定を公表する見通し。６日夕にはペンシルベニア州フィラデルフィアのテンプル大学のイベントに副大統領候補を伴って登壇する見通し。

ハリス氏は５日付の支持者へのメッセージで、副大統領候補をまだ決めてないが支持者が直接最新情報を入手できることが重要とし、情報を掲載するサイトのリンクを紹介した。

シャピロ氏（５１）は大統領選の重要州であるペンシルベニアで高い支持率を誇る党の新星。勝利すれば米国史上初のユダヤ系副大統領となる。

同氏のイスラエルへの強い支持は、進歩的な有権者の一部から反感を買う可能性があるが、穏健派へのアピール度は高いとみられる。

ワルツ知事（６０）は、陸軍州兵や教師の経験を持ち、農村部の白人有権者へのアピール力が強い。一方で、学校給食の無償化や有給休暇の拡大など、知事として進歩的な政策を推進してきた。

関係筋によると、各候補は５日夜か６日午前に副大統領候補に選ばれたかどうかを知らされる見通し。

５日の世界同時株安が発表時期に影響を与える可能性は現時点でないとみられる。共和党候補のトランプ前大統領は交流サイト（ＳＮＳ）でハリス氏の名前にかけて「カマラ暴落」と皮肉った。