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独インフィニオン、4─6月期は売上高と純利益が予想下回る

ロイター / 2024年8月6日 13時49分

ドイツの半導体大手インフィニオン・テクノロジーズが5日発表した第3・四半期(4─6月)決算は、売上高が前年同期比9%減の37億0200万ユーロとなり、予想平均の38億ユーロを下回った。写真はハネベックCEO。2023年11月撮影(2024年 ロイター/Michaela Rehle)

[ベルリン 5日 ロイター] - ドイツの半導体大手インフィニオン・テクノロジーズが5日発表した第3・四半期(4─6月)決算は、売上高が前年同期比9%減の37億0200万ユーロとなり、予想平均の38億ユーロを下回った。

純利益は4億0300万ユーロで、予想平均の4億4700万ユーロに届かなかった。

同社は1400人の人員削減と1400人の配置転換を行うと発表し、ここ数カ月で3回目となる通期業績見通しの下方修正を行った。

通期売上高の見通しは、前回予想の151億ユーロを中心とする上下4億ユーロの範囲から約150億ユーロ(160億ドル)に引き下げた。

ヨッヘン・ハネベック最高経営責任者(CEO)は「標的とする市場の回復はゆっくりとしか進んでいない。長期にわたる景気低迷の結果、多くの地域で在庫水準が最終需要を上回っている」と述べた。また人員削減と配置転換の計画について、5月に発表したコスト削減プログラム「ステップ・アップ」の一環だと説明した。

営業利益率の指標となる「セグメント・リザルト・マージン」は第3・四半期に予想を上回る19.8%となり、通期見通しは従来の水準に据え置いた。

ハネベック氏は、ステップ・アップ・プログラムが2025年度のセグメント業績(調整後)にプラスの影響を及ぼし始めるはずだと強調した。

自動車部門の第3・四半期売上高は、ソフトウエア・デファインド・ビークル(SDV)と呼ばれる次世代車の需要増が特にマイクロコントローラー事業に貢献し、前期比微増の21億1000万ユーロとなった。

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